どうも、株番長です。

いよいよ今年も終わりを迎える。今年は日本を含めた世界の株式市場が好調だったんではないだろうか。色々な主要銘柄に上昇が見られ、日経平均株価が年初比プラスとなったのは印象的だった。ただ、日経平均株価を大きく上回る上昇率を見せた銘柄ももちろん少なくはない。

というわけで、今年最後に、特に2017年に市場を沸かせたテーマ株を振り返りながら、来年の展望なんかも見据えてみたい。

2017年の国内情勢と株式市場

AIスマートスピーカーや自動運転車など時代を先取りする銘柄が上昇

世界では2017年もAIスマートスピーカーや自動運転車など、先進的な製品の開発が進められてきた。これらの開発や製造に関わる銘柄は将来的に業績が急伸する可能性があり、成長期待から資金が流入する場面が少なくなかった。

電気自動車の普及が進めば恩恵を受けられるリチウムイオン電池関連銘柄や、すでに需要が伸びつつある民泊関連銘柄、ビットコインの急騰で注目を集めた仮想通貨関連銘柄なども、時代を先取りする銘柄として注目された。

関連銘柄の中には新興企業も含まれるが、大企業が余裕資金を活用して研究・開発に取り組んでいるケースもある。短期で大きな値幅取りをしたいなら小型新興株、より確実性の高い成長の恩恵を受けたいなら大型株に該当する関連銘柄を注視したいところだ。

 

日本を取り巻く状況から市場を沸かせた銘柄も

2017年は北朝鮮が度重なるミサイル実験を実施するなど、東アジア情勢が緊迫化した。そんな北朝鮮の動きに、株式市場で過敏な動きを見せていたのが防衛関連銘柄だ。北朝鮮がミサイル発射実験や核実験を行えば、決まって賑わいを見せていた。金正恩政権は強気の姿勢を崩していないことや、米トランプ政権が北朝鮮に屈する姿勢を見せていないことなどから、今後も日本の防衛に対する関心は高止まりするだろう。

また、国内政治では、10月に衆議院総選挙が実施された。勝利した自民党が公約の1つに幼児教育の無償化を掲げたことから、子育て関連銘柄にも資金が流入した。また、働き方改革が加速するのではないかという思惑や、人材不足が深刻化していることから、人材サービス関連銘柄やインターネット通販関連銘柄などにも注目が集まった。これらは、政策の実行が進むとともに、再度見直されるテーマ株であるため、2018年も引き続き注目しておきたいところだ。

 

2017年に市場を沸かせたテーマ株・銘柄10選

ここで一度、今年賑わいを見せた銘柄を10つほど振り返っておきたい。

災害対策関連銘柄


<9233>アジア航測

九州北部豪雨の際に災害対策関連銘柄として高い注目を集めた同社。7月には短期間で株価が3倍となるなど、テーマ株投資で大きな利益を狙えることを明確に示した銘柄だろう。日本は災害の多い国であることから、今後も災害発生時に賑わう可能性がある。

 

AIスピーカー関連銘柄・ドライブレコーダー関連銘柄


<6758>ソニー

様々なテーマ株が紐づいている同社だが、やはりAIスピーカー関連銘柄として一番注目を集めた一年であったと言えるだろう。大企業として音響機器製造などで収益を確保していることからも、安定性にも期待できる銘柄だ。新興企業とも連携しながら自己資金を先行投資に振り向けるなどして成長性を高められるかどうかに注視したい。

 

民泊関連銘柄・インバウンド関連銘柄・東京オリンピック関連銘柄


<1435>インベスターズクラウド

近年、民泊関連銘柄として成長を続けている同社だ。日本ではホテル建設が多数進められているものの、訪日外国人観光客が増え続けていることや、2020年には東京五輪を控えていることを考えると民泊施設への需要は必然的に高まるといっていい。今後、個人の手軽な副業としても民泊が一般的にも取り組みやすくなっていけば、さらに同社への関心が高まり、恩恵を受けることが期待される。

 

リチウムイオン電池関連銘柄・EV関連銘柄


<4080>田中化学研究所

今年は例年より一層、リチウムイオン電池関連銘柄、EV関連銘柄などとして注目を集めた一年となった同社。取り組んでいる事業領域が限られていることから、電気自動車への関心が高まればさらに株価急騰に期待しやすく、急騰も大いに考えられる。トヨタ自動車などの日本の自動車メーカーがどれだけ電気自動車開発を加速させられるかが今後の焦点となり、2018年に限らずその先まで長期的に恩恵が期待できる銘柄と言ってもいい。

 

防衛関連銘柄・北朝鮮ミサイル関連銘柄


<4274>細谷火工

同社は今年、北朝鮮リスクによって、防衛関連銘柄、北朝鮮ミサイル関連銘柄などとして賑わった。自衛隊向け製品の開発が見られることからも、日本の防衛予算拡大の恩恵を受けられる銘柄の筆頭だと言える。北朝鮮をめぐる情勢は今後も悪化する可能性は到底否定できないため、防衛関連銘柄の一角として今後も引き続き同社の値動きには注目しておく必要があるだろう。

 

インバウンド関連銘柄・東京オリンピック関連銘柄・鉄道関連銘柄


<9010>富士急行

増加の一方を辿る方実外国人観光客の増加による、インバウンド関連銘柄として注目された同社。外国人にも人気の高い富士山観光が活発化することで大きな恩恵を受けられる。また、そんな外国人観光客に加え、国内景気の回復で富士急ハイランドの来場者増にも期待が持てるだろう。鉄道運行だけでなく豊富なバス路線から得られる収益にも期待したいところだ。

 

子育て支援関連銘柄・アベノミクス関連銘柄・消費税増税関連銘柄


<2152>幼児活動研究会

衆院選や、安倍政権の政策から、衆議院総選挙関連銘柄、子育て支援関連銘柄などとして今年の春先以降突如認識されはじめ、大きな資金が流入した銘柄と言えるだろう。待機児童の解消を進めるにあたり、幼稚園や保育園が増設されれば顧客を増やしやすくなり、恩恵は自ずと受けやすい。また、差別化を図りたい幼稚園が増えることでも、同社が提供する体育指導に関心を持つ層も増える可能性は十分にある。引き続き注目したい。

 

インターネット販売関連銘柄・2018年IPO関連銘柄


<3092>スタートトゥデイ

SMBC日興証券が、「小売りセクターのEC企業において、同社の新サービスへのローンチの強化が、EC時代の中期成長力の源泉となる」と述べた事で、夏以降突如として市場にて頭角を現した。また、同社はメルカリ関連銘柄としても注目されており、物流企業を疲弊させたネット通販の伸長報道からもスタートトゥデイの成長を意識することができたといえる。去年から上場が噂されているメルカリが、2018年にも上場するような事があれば、シナジーとして再び同社も恩恵を受けられる可能性は高い。

 

ビットコイン関連銘柄・仮想通貨関連銘柄


<9449>GMOインターネット

2017年はビットコインをはじめとする仮想通貨関連銘柄が軒並み人気を集めていたが、中でも振り返って注目しておきたいのがGMOインターネットだろう。同社は今年、新事業としてビットコインマイニング事業も開始した。ビットコインは海外でも先物が上場を果たすなど、知名度を高めており、今後も決済コストの引き下げ等に寄与することからビットコインへの関心が高まれば、来年以降も関連銘柄として同社の株が賑わう可能性は十分ある。

 

インフルエンサー関連銘柄・Youtuber関連銘柄


<3990>UUUM

Youtuberが多く所属する今年上場したばかりの企業だ。Youtuberは現在、子供が将来なりたい職業ランキングで上位にランクインするケースもあるなど、時代背景をかたどっている。そういった事からも、子供だけでなく大人にもYoutuberの存在は広く知られることとなり、今後も手軽な娯楽手段として動画サイトの利用者が増えれば、UUUMの業績の伸びに期待できるだろう。また、現在、国内のYoutuber個々のテレビ出演がどんどんと増えてきており、今後さらにYoutuberの認知度が上がっていく事が予想できる事からも、今後のさらなる事業拡大に期待したいところだ。

 

2017年市場を沸かせた銘柄の今後の展望

今振り返った10銘柄は、2017年に限らず、今後も再び注目される可能性があることからも引き続き注視しておきたい。特に市場拡大が見込めるビジネスに取り組んでいる企業は、市場拡大に伴って業績が伸びることで、さらに買い需要が高まることが考えられる。新興銘柄については業績の伸長により東証1部や東証2部への昇格を果たすことも考えられるので、そういった発表はいち早くキャッチできるよう常日頃からアンテナを立てておく事が大事になってくる。

また、2017年は株式市場が好調であったものの、歴代最高値をたびたび更新したアメリカの株価指数とは異なり、日本の株価指数はバブル期の最高値には程遠い水準となっている。この背景を踏まえ、市場全体に投資するのではなく、テーマ性の高い個別銘柄に投資するなどして、指数を上回る投資リターンを確保するのもひとつの手だと言えるだろう。

 

2017年を振り返る -総括-

どの銘柄やテーマ株を振り返っても、やはり2018年以降も値上がりが期待できるものが多そうな印象を受ける。PERなど指標面では割高感のある銘柄も少なくないが、業績が伸びれば株価の割高感は解消されていくため、そこで見切りせずに、今後も注視しておくのが大事なポイントとなってくるだろう。

 

ご挨拶

今年はみなさんに支えられた一年となりました。

2018年もどうぞよろしくお願い致します。