東レがデータ改ざんに関する調査報告書を公表

本日27日、東レが子会社のデータ改ざんに関する調査報告書を公表した。

このデータ改ざんは、子会社東レハイブリッドコード(THC)の製品検査におけるもので、2008年4月以降に品質保証室長だった2人が行ったものとされている。有識者委員会による調査報告書でも、この2人以外の関与はなく、組織的に行われたものではないと結論付けられている

しかし、そうはいっても、改ざんせざるを得ない状況に陥っていたのは事実。原因は圧倒的な人手不足。再測や特別採用など本来想定されている手続きを行ったのでは納期に間に合わないと考えたことから、この改ざんに行きついたようだ。改ざんした製品を出荷していた13社のうち、12社から安全性に問題がないとの報告を受けており、実際品質には問題なかった模様。しかし手順は踏んでいない。

これを受けて東レは品質保証統括の役員を設けることなどを決めている。また、グループ全体にわたる品質に関する調査の徹底と精査を行っているという

今回のデータ改ざんは、品質に問題がないものの、経営陣の品質管理への意識の低さが露呈された。とはいっても、この事案から実際に東レの影響はないかもしれない。しかし、現時点で東レに対して注意が向けられているのも事実。グループ全体にわたる品質調査が行われている以上、今後何かが見つかった場合、東レや子会社にも影響が及ぼさないと限らない。注意は必要だ。

 

<3402>東レ(東証1)

 

子会社で上場している企業

<6403>水道機工(JASDAQ)

水処理の総合エンジニアリング会社。東レの連結子会社。

 

<8014>蝶理(東証1)

繊維、化学品、機械を専門に扱う商社。東レの傘下。

 

こういった企業の今後の情報は、「売り」が進む前にいち早く入手することが大事になってくる。

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